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2012年5月15日

毎年春先には、たくさんの方が矯正相談にいらっしゃいます。

子供さんであれば学校歯科健診がきっかけで、大人の方なら

新年度に前向きな気持ちがきっかけでというところでしょうか。


そんな人たちが、吉見歯科・口腔外科クリニックだけでなく、

今月新しく開院した浦和吉見歯科クリニックにも毎日たくさん

来院されています。

「初めて聞きました!」

昨日、小学生の子供さんの矯正相談にこられたお母さんです。

「もっと早く知っていたら・・・。」

2人の子供さんの矯正を矯正専門の歯医者さんでやっている

お母さんのためいき交じりの言葉です。

歯の矯正は、費用も時間もかかるもの。

正しい情報を集めて、考えることができたらいいのに。

少しでも矯正の「本当」を知ってもらうために、矯正相談は

毎日受付中です。(ホームページから予約がとれますよ。)

2012年5月 7日

医師の基本的な能力は診断能力だと考えます。

病気がなんであるか、痛みの原因がなんであるか
それを診査し診断する。

診断ができれば、治療はそれほど難しくはありません。

病名ごとに治療方法は決まっているのですから。

歯科医師は、診断能力がありません。

学校でまったくそれを教わりません。

実際、歯医者仕事にそれは関係ないからです。

「先生、右の奥から二番目の歯が虫歯で痛むんですよ。」

と患者さんに言われたら、診査診断を行うことなく、

「わかりました」

と歯を削って神経をとり始めます。

それが歯医者仕事です。

私たちはそれを拒絶します。

患者さんがどのような痛みや感覚を持っているかよく問診したうえで、

我々の基準で審査診断し、病名を患者さんに伝えます。

患者さんがそれに納得できなければ、真剣に説明します。

ベテランの患者さんほど、自分の病気にこだわりがあり、

自分で診断したがります。

無理もありません。

痛みや苦痛は自分が一番わかっているのですから。

しかし、それは往々にして間違っていることが多いのです。

歯科医師の皆さん、どうか診査診断能力を身に着ける努力を

してください。

それが患者さんのために最も必要な歯科医師の能力です。

手際よく抜髄したり、上手に歯を削ったりも大切でしょう。

インプラントをたくさんやることもかっこよく見えるかもしれません。

デンティストとして一流を目指すことも良いでしょう。

しかし、もし医療人を目指すなら、診断能力をあげなくてはいけません。

医療法人隆聖会は、医療人を養成し、真の歯科医療を実践することを

目標とする集団です。

2012年3月10日

昨夜、テレビで震災後の自衛隊の活動を記録した番組を見ました。

見たことも聞いたこともない想像を絶する現場で、若き自衛官たちの

決死の姿に涙が止まりませんでした。

わたしもこの一年、わたしなりにいろいろなことを考えてきました。

そのひとつの形が、新たなクリニックをつくることでもあります。

自衛官の士気の高さは、使命感の強さでもあるのかもしれません。

レベルは格段に違いますがわたしも使命感を持って今年、戦いを

始めます。

見ていてください。

2012年2月15日

来る2月17日(金)18日(土)19日(日)に内覧会を行います。

増設した予防歯科室のほか、実体顕微鏡を用いた歯内療法室、

手術室などをご覧いただけます。

当日は、スタッフによる無料の歯科相談コーナーももうけてあります。

お気軽にお越しください。


内覧会開催時間

17日金曜日 AM11:00~PM5:00

18日土曜日 PM2:00~PM5:00

19日日曜日 AM11:00~PM5:00

2012年1月19日

「埼玉の人はいいですね。吉見歯科が近くて。」

静岡から通ってくれている患者様の言葉です。

「大宮の人はいいですね、吉見歯科が近くて。」

浦和から通われている患者様の言葉です。


当院には、電車を乗り継いで歯科治療に通って来てくださる患者様がいます。

私が大学を卒業後、7年半いた病院は当院の比ではありません。

全国から飛行機や新幹線で通って来る患者様を、とくに不思議にも思わず眺めていました。

日本一の病院なのだから九州から通うのも当たり前だろうと思っていました。

自分もそのうちそんな病院を作れるだろうとも思っていました。


しかし、いざ開業してみるとそれがいかに異常なことだったかが分かります。

考えの甘さを痛感させられます。

吉見歯科・口腔外科クリニックを開設して6年。

確かに今は新幹線で通われる方々がいます。

でもそれは、以前勤務していた病院からみればいないに等しいほど少ない数です。


もし自分が歯医者さんに通わなくてはならなくなったらどうでしょう。

はたして、新幹線を利用してでも通えるでしょうか。

物理的に無理です。

社会人には、時間的、経済的な制約もあるのが普通です。

だから、近くて便利な歯医者さんに通うことになるのです。

でも先の患者様たちはこうおっしゃいます。

「私の近所の歯医者さんとは違うから。」

でも多くの人はそうは思いません。

多少の差はあっても歯医者のレベルなんて同じだと思っています。

だから、自分にとって便利な立地の歯医者さんに通うのでしょう。

「警察と泥棒ぐらい違う」

静岡から通う方の言葉です。

吉見歯科が歯を守ってくれる警察で、彼女が以前通っていた歯医者さんは歯を抜く歯の泥棒だという例えです。

悪気があって治療の結果が悪かったはずはないので、歯医者さんを気の毒に思いますが、その方はそう感じているのでしょう。

「吉見歯科と同じような治療ができる歯医者さんはありますか?」

遠方の方に時々質問されます。

私は

「ありません。」

と即答しています。

「でも、S歯科医院やA歯科医院のホームページには、吉見歯科と同じようなことが書かれていますよ。」

ホームページをまねることはできても、歯科医療をまねることはできません。

そのような歯医者さんが、発展するはずもありません。

私が歯科医師として何ができるのか。

もっと多くの患者様のためにできることは何か。

今年一つの結論を持って動き出すつもりです。

2012年1月14日

歯科医が「予防」を叫ぶようになって久しい。

予防歯科の大切さを一般の人にも広めたいと活動する会社もある。

歯科医ができていないことを他業種に手伝ってもらうのは恥ずかしい話だが、ありあたいことではある。

年賀状をいただくと、ずいぶん多くの歯科関係者がこのブログを楽しみにしてくれているのが分かる。

今後は関係者向けにもお話をしていこうと思う。

今日は一般の方向けに予防歯科というものについて簡単にお話したい。

少し前だが、日本の予防歯科の先駆けと評される大学教授のお話しをうかがった。

彼が話すには、予防歯科には2つの考えがあるという。

一つは病気自体にかからないようにするという予防。

虫歯にかからない、歯周病にかからないというのがそれだ。

もうひとつは病気にかかる人を少しでも減らしたり、かかった人の症状を少しでも軽くするというもの。

虫歯にはかかるが数や程度が少なくできるとか、歯周病にはかかるが進行を遅らせるとか。

彼は予防歯科というものはこの後者にあたるものと話しておられた。


もちろん誰が考えても前者がよいに決まっている。

そのような予防が本来あるべき予防だという意見に反対する人はいない。

しかし、おそらく歯医者のほとんどは、予防歯科を後者としてとらえている。

大学教授がそう教えるならそうとらえる歯医者ばかりなのは当然だ。

そもそも虫歯や歯周病は、歯医者にとっては治らない病気だ。

一度虫歯になった歯の寿命は長くて40年が歯医者の常識だ。

つまり、6歳で虫歯になってレジン充填した永久歯は、46歳で抜歯になるということだ。

歯周病は、学会のコンセンサスレポートに治癒ではなく病状安定がゴールと書かれているくらいだから、どんな名医にかかっても治らないものというのが歯医者の常識だ。

熱心に歯ブラシをしても、歯周病の手術を受けてもやがて歯は抜けてしまう。

虫歯も歯周病も歯医者さんからすれば、治せない病気ではなく、治らない病気なのだ。

私が歯学部の学生のころ、お世話になった柔道部の世話役の高名な教授は私にこう言った。

「吉見君、歯医者仕事の総仕上げは立派な総義歯を作ることだよ。」

つまり、どんなにいろいろな治療をしても患者さんは最後に入れ歯を入れてもらうことになるということ。

歯科医が患者さんにしてあげられることの最後は、総入れ歯を作ることと言うわけだ。

翻って患者さんはどう思っているだろう。

虫歯や歯周病が治らない病気だと思っているだろうか。

虫歯予防に予防歯科に通ったら虫歯にならないと思っているのではないか。

歯周病予防に予防歯科に通っているなら、自分が歯周病を将来悪化させることはないと思っているのではないか。

歯医者さんがもし予防をうたうなら、まずは自分の歯科治療の力量を正直に患者さんへ伝えるべきではないか。

虫歯治療の実績や歯周療法の実績、虫歯や歯周病に対する自らの考え方や取り組み方、経過が悪かった場合の責任の取り方。

どこまでできてどこからできないのか。

おそらくその客観的な指標すら持ち合わせていない歯医者がほとんどではないのか。

虫歯や歯周病が治せない歯医者が、どうして効果的な虫歯や歯周病の予防ができるのだろう。

やればよいというわけではない。

素人がやる肩もみと、医師や柔整師がやる肩の治療が同じではあるまい。

今でもPMTCが歯周病予防だと思っている歯医者や衛生士がいる。

今日もせっせと患者さんにそう話してPMTCをやっているのだろう。

それが日本だけの常識だとも知らずに。

これからはブログやセミナーを通じて、心ある医療人を目指す人に、少しでも正しい医療情報が提供できたら良いと思う。


2012年1月 1日

新年明けましておめでとうございます。

今年は、いろいろな取り組みをスタートさせる予定

ですが、その中の一つに、衛生士の勉強会を開催します。

もともと院内勉強会で行っているものを、門戸を開くという

かたちで、一般の歯科衛生士たちにも参加できるように

します。

衛生士は、結婚して退職するとなかなか復職の機会が

ありません。

また復職のモチベーションが上がりません。

まとまった知識を身につける下準備のようなものがあったら、

衛生士たちの助けになるだろうと思っていました。

衛生士学校時代の教え子から、時々相談を受けていましたが、

気持ちはあっても形にできませんでした。

ただ復職を考える衛生士の助けにはなりたいと思っていました。


歯周療法や歯内療法、カリエスの予防やTMD,軟組織疾患

などなど。インプラントや最新の矯正にいたるまで。

5年前に知識では患者さんに迷惑がかかることがたくさんあります。

高額なセミナーはたくさんありますが、ニーズに合うものはなかなかありません。

さいたま市近郊に住む衛生士のために勉強会です。

おそらく当院に勤務する衛生士たちしか学べないようなことを、座学ではありますが、

御紹介していきます。

歯科医師に負けない知識を短期間で身に付けましょう。

知識においては「軽く院長越え」です。

当院のホームページや、このブログだけでの告知の予定です。

お見逃しなく。

2011年12月25日

18日の大阪に続いて、愛知県岡崎にある生理学研究所で開かれた
「痛みと神経機構」という集まりに行ってきました。
2日間のセッションで、普通の学会と違い、発表者へかなり熱い質問が出たり
して、なかなか熱心な人たちの集まりでした。
ほとんどが大学で基礎研究をされている先生方です。
実験のデザインや手法などは、臨床家の私にはまったくイメージが付きません。
ただ、国内の痛み研究、特に歯科と関連したところがどの程度進んでいるのか
が分かり、臨床へのヒントもいただきました。

余談ですが、生理学研究所の研究者に高校の同級生がいて、高校卒業以来20数年ぶりの再会
を果たすことができました。
夜に二人で食事して、昔話や現状、将来の話をすることができました。
東大から国内外の大学を経て立派に業績を上げている彼を、友人の一人として誇らしく思います。
私は足元にも及びませんが、臨床家としてできることを一つ一つやっていきます。

2011年12月17日

私は医療人を自負しています。
ただまだまだ未熟で半人前だと感じています。
大学のころよりよっぽど今のほうが勉強しています。
書籍や論文、学会誌などなど。
いくらでも学ぶべきことがあります。

「本当に熱心なんですね」
昨日、ある方にそう言われました。

なんでそんなに歯科医療に熱心なのか。

患者さんがいるからです。
患者さんに本当に良いことがまだまだできていないからです。
毎日のように患者さんからのご相談を、直接間接的に
受けながら、より良くより良くと考えるとあれもできていない
これも知らない。
必要なことが次々に出てきます。

患者さんに
「もっともっと」と
突き動かされているように感じます。

明日は大阪での勉強会。

どっかの歯医者さんたちのように、ゴルフなんかしてられ
ますかいな。

2011年12月10日

歯科医師という仕事の人気が落ちているそうだ。

国立大学の歯学部の偏差値も暴落している。

医学部が入りやすくなっていることもあるだろう。

わが母校などは、一説には私が受験したころよりも

偏差値が10以上落ちていると聞く。

これはすべての歯科大学に共通することだろう。

歯科医師が不人気で、歯科大学に学生が集まらず

優秀な人材が集まらない。

すると何が起こるか。

難しい歯科医療を担える若者はどんどん少なくなり

頭を使う必要のないDentistryへと流れていく。

歯科医療までもDentistry化されていく。

実はすでにその兆候はある。

日本の歯科医療の未来に大変な危惧を覚える。

私の下にいる歯科医師、歯科衛生士はほとんどが20代。

30代のものもまだなったばかりという若さだ。

そのほとんどが

「吉見先生の下で勉強したい」

と言う。

ただこの「勉強」の認識が私のものと違う。

ちょうどひなどりが親からえさをもらうがごとく。

「さあ先生、何を私に与えてくれるのですか」

口を開かない代わりに真っ白なノートを広げて。

予習して分からないところを質問するわけでもなく、

復習して質問するわけでもない。

不思議だ。

過保護な家庭環境のせいか。

至れり尽くせりの受験教育のせいか。

それでいて自分があり、根拠のない自信がある。

先日ピカルの定理でそんなコントをやっていた。

私はハライチの坊主頭か。

かつて私の歯科の恩師は、私の胸ぐらをつかんで

こうおっしゃった。

「失敗したら殺されると思え」


一方、かつて私の拳法の師範はこうおっしゃった。

「子供叱るな来た道じゃ。年寄り叱るな行く道じゃ。」

30歳はまだまだ子供か。

ただ私には伝えなければいけないものがある。

それをどう伝えていくのか。

ありがたい先達の教えを胸に、大きく深呼吸をして

しっかり若者と対峙していきます。

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○○医院 院長 山田太郎

吉見歯科・口腔外科クリニック
院長 吉見洋志

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