警察歯医者がやるべきこととは
「埼玉の人はいいですね。吉見歯科が近くて。」
静岡から通ってくれている患者様の言葉です。
「大宮の人はいいですね、吉見歯科が近くて。」
浦和から通われている患者様の言葉です。
当院には、電車を乗り継いで歯科治療に通って来てくださる患者様がいます。
私が大学を卒業後、7年半いた病院は当院の比ではありません。
全国から飛行機や新幹線で通って来る患者様を、とくに不思議にも思わず眺めていました。
日本一の病院なのだから九州から通うのも当たり前だろうと思っていました。
自分もそのうちそんな病院を作れるだろうとも思っていました。
しかし、いざ開業してみるとそれがいかに異常なことだったかが分かります。
考えの甘さを痛感させられます。
吉見歯科・口腔外科クリニックを開設して6年。
確かに今は新幹線で通われる方々がいます。
でもそれは、以前勤務していた病院からみればいないに等しいほど少ない数です。
もし自分が歯医者さんに通わなくてはならなくなったらどうでしょう。
はたして、新幹線を利用してでも通えるでしょうか。
物理的に無理です。
社会人には、時間的、経済的な制約もあるのが普通です。
だから、近くて便利な歯医者さんに通うことになるのです。
でも先の患者様たちはこうおっしゃいます。
「私の近所の歯医者さんとは違うから。」
でも多くの人はそうは思いません。
多少の差はあっても歯医者のレベルなんて同じだと思っています。
だから、自分にとって便利な立地の歯医者さんに通うのでしょう。
「警察と泥棒ぐらい違う」
静岡から通う方の言葉です。
吉見歯科が歯を守ってくれる警察で、彼女が以前通っていた歯医者さんは歯を抜く歯の泥棒だという例えです。
悪気があって治療の結果が悪かったはずはないので、歯医者さんを気の毒に思いますが、その方はそう感じているのでしょう。
「吉見歯科と同じような治療ができる歯医者さんはありますか?」
遠方の方に時々質問されます。
私は
「ありません。」
と即答しています。
「でも、S歯科医院やA歯科医院のホームページには、吉見歯科と同じようなことが書かれていますよ。」
ホームページをまねることはできても、歯科医療をまねることはできません。
そのような歯医者さんが、発展するはずもありません。
私が歯科医師として何ができるのか。
もっと多くの患者様のためにできることは何か。
今年一つの結論を持って動き出すつもりです。
comments