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2012年1月19日

「埼玉の人はいいですね。吉見歯科が近くて。」

静岡から通ってくれている患者様の言葉です。

「大宮の人はいいですね、吉見歯科が近くて。」

浦和から通われている患者様の言葉です。


当院には、電車を乗り継いで歯科治療に通って来てくださる患者様がいます。

私が大学を卒業後、7年半いた病院は当院の比ではありません。

全国から飛行機や新幹線で通って来る患者様を、とくに不思議にも思わず眺めていました。

日本一の病院なのだから九州から通うのも当たり前だろうと思っていました。

自分もそのうちそんな病院を作れるだろうとも思っていました。


しかし、いざ開業してみるとそれがいかに異常なことだったかが分かります。

考えの甘さを痛感させられます。

吉見歯科・口腔外科クリニックを開設して6年。

確かに今は新幹線で通われる方々がいます。

でもそれは、以前勤務していた病院からみればいないに等しいほど少ない数です。


もし自分が歯医者さんに通わなくてはならなくなったらどうでしょう。

はたして、新幹線を利用してでも通えるでしょうか。

物理的に無理です。

社会人には、時間的、経済的な制約もあるのが普通です。

だから、近くて便利な歯医者さんに通うことになるのです。

でも先の患者様たちはこうおっしゃいます。

「私の近所の歯医者さんとは違うから。」

でも多くの人はそうは思いません。

多少の差はあっても歯医者のレベルなんて同じだと思っています。

だから、自分にとって便利な立地の歯医者さんに通うのでしょう。

「警察と泥棒ぐらい違う」

静岡から通う方の言葉です。

吉見歯科が歯を守ってくれる警察で、彼女が以前通っていた歯医者さんは歯を抜く歯の泥棒だという例えです。

悪気があって治療の結果が悪かったはずはないので、歯医者さんを気の毒に思いますが、その方はそう感じているのでしょう。

「吉見歯科と同じような治療ができる歯医者さんはありますか?」

遠方の方に時々質問されます。

私は

「ありません。」

と即答しています。

「でも、S歯科医院やA歯科医院のホームページには、吉見歯科と同じようなことが書かれていますよ。」

ホームページをまねることはできても、歯科医療をまねることはできません。

そのような歯医者さんが、発展するはずもありません。

私が歯科医師として何ができるのか。

もっと多くの患者様のためにできることは何か。

今年一つの結論を持って動き出すつもりです。

2012年1月14日

歯科医が「予防」を叫ぶようになって久しい。

予防歯科の大切さを一般の人にも広めたいと活動する会社もある。

歯科医ができていないことを他業種に手伝ってもらうのは恥ずかしい話だが、ありあたいことではある。

年賀状をいただくと、ずいぶん多くの歯科関係者がこのブログを楽しみにしてくれているのが分かる。

今後は関係者向けにもお話をしていこうと思う。

今日は一般の方向けに予防歯科というものについて簡単にお話したい。

少し前だが、日本の予防歯科の先駆けと評される大学教授のお話しをうかがった。

彼が話すには、予防歯科には2つの考えがあるという。

一つは病気自体にかからないようにするという予防。

虫歯にかからない、歯周病にかからないというのがそれだ。

もうひとつは病気にかかる人を少しでも減らしたり、かかった人の症状を少しでも軽くするというもの。

虫歯にはかかるが数や程度が少なくできるとか、歯周病にはかかるが進行を遅らせるとか。

彼は予防歯科というものはこの後者にあたるものと話しておられた。


もちろん誰が考えても前者がよいに決まっている。

そのような予防が本来あるべき予防だという意見に反対する人はいない。

しかし、おそらく歯医者のほとんどは、予防歯科を後者としてとらえている。

大学教授がそう教えるならそうとらえる歯医者ばかりなのは当然だ。

そもそも虫歯や歯周病は、歯医者にとっては治らない病気だ。

一度虫歯になった歯の寿命は長くて40年が歯医者の常識だ。

つまり、6歳で虫歯になってレジン充填した永久歯は、46歳で抜歯になるということだ。

歯周病は、学会のコンセンサスレポートに治癒ではなく病状安定がゴールと書かれているくらいだから、どんな名医にかかっても治らないものというのが歯医者の常識だ。

熱心に歯ブラシをしても、歯周病の手術を受けてもやがて歯は抜けてしまう。

虫歯も歯周病も歯医者さんからすれば、治せない病気ではなく、治らない病気なのだ。

私が歯学部の学生のころ、お世話になった柔道部の世話役の高名な教授は私にこう言った。

「吉見君、歯医者仕事の総仕上げは立派な総義歯を作ることだよ。」

つまり、どんなにいろいろな治療をしても患者さんは最後に入れ歯を入れてもらうことになるということ。

歯科医が患者さんにしてあげられることの最後は、総入れ歯を作ることと言うわけだ。

翻って患者さんはどう思っているだろう。

虫歯や歯周病が治らない病気だと思っているだろうか。

虫歯予防に予防歯科に通ったら虫歯にならないと思っているのではないか。

歯周病予防に予防歯科に通っているなら、自分が歯周病を将来悪化させることはないと思っているのではないか。

歯医者さんがもし予防をうたうなら、まずは自分の歯科治療の力量を正直に患者さんへ伝えるべきではないか。

虫歯治療の実績や歯周療法の実績、虫歯や歯周病に対する自らの考え方や取り組み方、経過が悪かった場合の責任の取り方。

どこまでできてどこからできないのか。

おそらくその客観的な指標すら持ち合わせていない歯医者がほとんどではないのか。

虫歯や歯周病が治せない歯医者が、どうして効果的な虫歯や歯周病の予防ができるのだろう。

やればよいというわけではない。

素人がやる肩もみと、医師や柔整師がやる肩の治療が同じではあるまい。

今でもPMTCが歯周病予防だと思っている歯医者や衛生士がいる。

今日もせっせと患者さんにそう話してPMTCをやっているのだろう。

それが日本だけの常識だとも知らずに。

これからはブログやセミナーを通じて、心ある医療人を目指す人に、少しでも正しい医療情報が提供できたら良いと思う。


2012年1月 1日

新年明けましておめでとうございます。

今年は、いろいろな取り組みをスタートさせる予定

ですが、その中の一つに、衛生士の勉強会を開催します。

もともと院内勉強会で行っているものを、門戸を開くという

かたちで、一般の歯科衛生士たちにも参加できるように

します。

衛生士は、結婚して退職するとなかなか復職の機会が

ありません。

また復職のモチベーションが上がりません。

まとまった知識を身につける下準備のようなものがあったら、

衛生士たちの助けになるだろうと思っていました。

衛生士学校時代の教え子から、時々相談を受けていましたが、

気持ちはあっても形にできませんでした。

ただ復職を考える衛生士の助けにはなりたいと思っていました。


歯周療法や歯内療法、カリエスの予防やTMD,軟組織疾患

などなど。インプラントや最新の矯正にいたるまで。

5年前に知識では患者さんに迷惑がかかることがたくさんあります。

高額なセミナーはたくさんありますが、ニーズに合うものはなかなかありません。

さいたま市近郊に住む衛生士のために勉強会です。

おそらく当院に勤務する衛生士たちしか学べないようなことを、座学ではありますが、

御紹介していきます。

歯科医師に負けない知識を短期間で身に付けましょう。

知識においては「軽く院長越え」です。

当院のホームページや、このブログだけでの告知の予定です。

お見逃しなく。

2011年12月25日

18日の大阪に続いて、愛知県岡崎にある生理学研究所で開かれた
「痛みと神経機構」という集まりに行ってきました。
2日間のセッションで、普通の学会と違い、発表者へかなり熱い質問が出たり
して、なかなか熱心な人たちの集まりでした。
ほとんどが大学で基礎研究をされている先生方です。
実験のデザインや手法などは、臨床家の私にはまったくイメージが付きません。
ただ、国内の痛み研究、特に歯科と関連したところがどの程度進んでいるのか
が分かり、臨床へのヒントもいただきました。

余談ですが、生理学研究所の研究者に高校の同級生がいて、高校卒業以来20数年ぶりの再会
を果たすことができました。
夜に二人で食事して、昔話や現状、将来の話をすることができました。
東大から国内外の大学を経て立派に業績を上げている彼を、友人の一人として誇らしく思います。
私は足元にも及びませんが、臨床家としてできることを一つ一つやっていきます。

2011年12月17日

私は医療人を自負しています。
ただまだまだ未熟で半人前だと感じています。
大学のころよりよっぽど今のほうが勉強しています。
書籍や論文、学会誌などなど。
いくらでも学ぶべきことがあります。

「本当に熱心なんですね」
昨日、ある方にそう言われました。

なんでそんなに歯科医療に熱心なのか。

患者さんがいるからです。
患者さんに本当に良いことがまだまだできていないからです。
毎日のように患者さんからのご相談を、直接間接的に
受けながら、より良くより良くと考えるとあれもできていない
これも知らない。
必要なことが次々に出てきます。

患者さんに
「もっともっと」と
突き動かされているように感じます。

明日は大阪での勉強会。

どっかの歯医者さんたちのように、ゴルフなんかしてられ
ますかいな。

2011年12月10日

歯科医師という仕事の人気が落ちているそうだ。

国立大学の歯学部の偏差値も暴落している。

医学部が入りやすくなっていることもあるだろう。

わが母校などは、一説には私が受験したころよりも

偏差値が10以上落ちていると聞く。

これはすべての歯科大学に共通することだろう。

歯科医師が不人気で、歯科大学に学生が集まらず

優秀な人材が集まらない。

すると何が起こるか。

難しい歯科医療を担える若者はどんどん少なくなり

頭を使う必要のないDentistryへと流れていく。

歯科医療までもDentistry化されていく。

実はすでにその兆候はある。

日本の歯科医療の未来に大変な危惧を覚える。

私の下にいる歯科医師、歯科衛生士はほとんどが20代。

30代のものもまだなったばかりという若さだ。

そのほとんどが

「吉見先生の下で勉強したい」

と言う。

ただこの「勉強」の認識が私のものと違う。

ちょうどひなどりが親からえさをもらうがごとく。

「さあ先生、何を私に与えてくれるのですか」

口を開かない代わりに真っ白なノートを広げて。

予習して分からないところを質問するわけでもなく、

復習して質問するわけでもない。

不思議だ。

過保護な家庭環境のせいか。

至れり尽くせりの受験教育のせいか。

それでいて自分があり、根拠のない自信がある。

先日ピカルの定理でそんなコントをやっていた。

私はハライチの坊主頭か。

かつて私の歯科の恩師は、私の胸ぐらをつかんで

こうおっしゃった。

「失敗したら殺されると思え」


一方、かつて私の拳法の師範はこうおっしゃった。

「子供叱るな来た道じゃ。年寄り叱るな行く道じゃ。」

30歳はまだまだ子供か。

ただ私には伝えなければいけないものがある。

それをどう伝えていくのか。

ありがたい先達の教えを胸に、大きく深呼吸をして

しっかり若者と対峙していきます。

2011年11月28日

昨日は、大阪で歯周病の勉強会に参加してきました。

朝5時40分の電車に乗って飛行機で往復しましたが、W選挙当日で

熱気のある大阪は、実際には朝の気温が7℃という寒さでした。

大人の歯の矯正に歯周病の知識は必須です。

しかし歯周病専門医で歯の矯正をする先生は少ないですし、

矯正医は歯周病には無関心です。

関心があっても治療や予防ができるわけではありません。

部分矯正(プチ矯正)ですら、実は歯周病に関する深い知識と

高度な技術が必要なのです。

今日の午前の最後は歯周外科手術でした。

非常に難しい手術でした。

そのような重症の歯周病を治療できる能力は、実は歯の矯正

にも必要なのです。

なぜなら、矯正は少なからず歯周病を進めることになるのですから。

2011年11月26日

金曜、土曜は大宮で日本頭痛学会が開催されました。

頭痛は歯やあごの痛みと密接に関係しています。

脳外科や神経内科の医師の集まりである頭痛学会は、

医師の学会の中で歯科医師にも門戸を開いている

数少ない学会です。

寛大な頭痛学会の医師の先生方と、口腔顔面痛学会の

中核の先生方のおかげで、私のような一般の歯科医師たち

も頭痛の勉強の機会が得られています。


今年の頭痛学会で、東北のとある歯医者さんが

「歯の治療をしたり、矯正をすると頭痛が良くなる」

という発表をして、会場の失笑を買っていました。


さらに、発表後にフロアからの質問に、質問の意味すらわからず

他の先生に助け船を出される始末。

「歯医者ですからよく分からないのですが・・・」

などとも口にしてました。

昨年、今年と同様の発表を続けて見ることになりました。

去年同様の発表をした矯正専門医をここで紹介しました。

後日彼にはお手紙を書きましたが今年もまた同じような人が

出てくるとは。


来年はきちんとした発表をしないと、歯科医師出入り禁止になりますよ。

歯科医師の皆さん。

えっ、だったらお前がやれって。

じゃあ、来年は私が発表しましょう。

お楽しみに。

2011年11月20日

スポーツ選手が、歯の矯正をしたりマウスピースをつけて
試合に出たりしている昨今です。
プロ野球選手も例外ではありません。

今日で日本のプロ野球は終わりました。
今年は震災の影響でスタートが遅れた分、11月まで野球を
観ることができました。

優勝が決まった後の孫オーナーの胴上げを、王さんがとても
嬉しそうに見ていました。
僕は特にホークスファンではありません。
王さんのファンです。

王さんは、本当に律義で礼儀正しく人に優しい方です。
こどもの声掛けに反応して、わざわざ会釈をしてくれます。

「王さん頑張ってください!」

後楽園球場の関係者用の駐車場から球場内に入る通路で
僕の声援にわざわざ振り向いて会釈してくれた王さんの姿を
今でも鮮明に覚えています。

当時は野球が大人気の時代です。
Jリーグがまだなかった時代です。
プロ野球が大人気で、中でも巨人が大人気の時代。
ジャイアンツの選手は、どんな声援にも無反応でした。
選手でちゃんと声援に反応してくれたのは、近鉄から移籍した
ばかりの有田修三捕手だけでした。

そんな時代でも、王さんは特別でした。
いやそのずっと前の世界のホームラン王だった現役時代から
王さんは特別だったに違いありません。

偉大な選手なのに、謙虚で周りへの気配りを怠らない。
人はこうでなくてはいけない。
王さんは日本人の教科書のような方です。
国民栄誉賞を初めてもらうにふさわしい方です。

そんな王さんがとても嬉しそうにとても喜んでいた今日。
なんだか僕もとても幸せな気分になりました。
王さん、本当におめでとうございます。

原さん、来年はホークスと日本シリーズできたらいいですね。

2011年9月24日

先日思わぬところである人に

「テレビに出ていましたね。」

と言われて驚きました。

朝の番組は、「おひさま」ぐらいしか見ていない私にとっては、皆さんが

朝の忙しい中でテレビを結構見ていることに感心しています。


その影響でもないのでしょうか、最近歯の矯正の相談が増えてきました。

いつものことですが、かなり遠方から電車を乗り継いで来ていただくことに

電車酔いをする私はとても恐縮しています。

ですからできるだけ患者さんのすべてのご質問にお答えしたいと思っています。

そのため少々お時間が延びてしまうことを御了承ください。

また1時間以上になることが多いため、一日にたくさんの方の御相談をお受けする

ということができません。

今、受付で確認しましたが、10月の中旬までは、予約枠が埋まっています。

臨時の枠も検討中ですが、相談までに1か月お待たせてしまうかもしれません。

急いでいる方には申し訳ありません。

もし、あなたが矯正相談を検討されているなら、2~3か月先の予定はなかなか

決まらないでしょうが、まずは御予約を入れて枠を押さえていただければ幸いです。

早めの連絡さえいただければ、キャンセルでもかまいませんから。

季節の変わり目です。

体調を崩さないように注意して過ごしましょう。

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○○医院 院長 山田太郎

吉見歯科・口腔外科クリニック
院長 吉見洋志

口腔科医にしかできない矯正があります!

「歯並びのコンプレックスから開放されたい」 「人前で口元を隠さず、笑顔になりたい」・・・ 切なる悩みや願いを抱えているあなたへ。

はじめまして。吉見歯科・口腔外科クリニック院長の吉見です。 「審美歯科」「矯正専門歯科」の広告を眺めながら、「一日も早く、美しい口元を手に入れたい!」と思っておられることでしょう。

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